首を前後左右に過度に曲げたり、ねじらないようにしましょう。また首を回さないようにしましょう。首を動かす時はゆっくり行うように心がけます。
このことは完全に骨がつくまで(約2~3ヶ月間)守りましょう。詳しくは主治医に確認して下さい。
頚椎の固定装具について
退院後の装具使用の有無や使用する期間は、術式や患者さんの骨の状態などによって違いがあります。必ず主治医に確認して下さい。
取り外しが困難な場合は、家族の方に協力してもらいましょう。
汚染した場合は、水拭きか手洗いをした後、ドライヤーなどで乾かして下さい。また、装具が破損してしまった時は、すぐに病院に連絡して下さい。
睡眠
寝る時は装具を外しても構いません。ただし、無意識のうちに首が横を向かないように、頭の左右を雑誌や枕などで固定します。
枕の高さは、低めのものを選びましょう。入院中と同じくらいのもので良いでしょう。
洗面/入浴
姿勢に不安がある時は、入浴用の装具をつけると安心です。
自動車等の運転
首の動きが制限されている間は視野が狭くなるため、自動車や自転車の運転はとても危険です。
また、鎮痛剤などは眠くなる成分を含んでいることがあるので注意が必要です。必ず主治医に相談してから行って下さい。
仕事(会社での仕事/家事)
病気の程度にもよりますが、事務仕事程度の軽作業であれば、退院後から復帰が可能です。しかし、指示された期間内は装具を着用していて下さい。また、復帰直後から無理をしないようにしましょう。就労については、必ず主治医と相談して下さい。
家事についても、暫くは不自由があると思います。動作はゆっくり行うように心がけ、無理をしないようにしましょう。