神経の圧迫による痛みやしびれ等の症状を改善するために行われている手術は、神経の圧迫を取り除く手術(除圧術)と脊椎を固定する手術(固定術)であり、神経そのものを直接回復させる手術ではありません。
ですから、神経の回復の度合いによって症状の改善に違いが出てきます。
神経のダメージが少なければ比較的早期に症状の改善が みられますが、ダメージが大きければ症状の改善に時間がかかったり、また、症状が残る場合もあります。
この他、患者さんの痛みやしびれに対する感受性による個人差も考えられます。
いずれにしても手術前に主治医から病状と手術の効果や合併症についての説明をよく聞き、わからないことや不安なことは納得のいくまで相談して手術にのぞむようにしましょう。