腰椎後方除圧術

後方アプローチによる除圧術です。椎弓ついきゅう、靭帯じんたい、関節突起かんせつとっきの一部を取り除いて、神経の圧迫を取り除きます。
広範囲に椎弓を切除する広範囲椎弓切除術と、術前の症状に応じて必要な部分だけを切除する部分椎弓切除術(これは開窓術と呼ばれます)があります。
広範囲椎弓切除術は、除圧が確実に行える反面、術後に脊椎が不安定になる可能性があり、しばしば椎間固定術が併用されます。

動画で見る部分椎弓切除術(開窓術)

動画で見る広範囲椎弓切除術

適応となる主な疾患

腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア

術後の経過

● ベッド上安静の期間

患者さんの状態によって異なりますが、広範囲椎弓切除術の場合は、術後数日の安静が必要となります。部分椎弓切除術の場合は術後2~5日目からの歩行が目安となります。

● 腰椎の固定装具(コルセット)

患者さんの状態や痛みの程度等によって異なりますが、最低でも1ヶ月間はコルセットを装着します。

合併症

  • 脊髄や神経根の損傷
  • 髄液瘻(ずいえきろう):脊髄を覆っている膜が傷つき、脳と脊髄の周囲を循環している脳脊髄液(のうせきずいえき)が外に漏れ出すこと
  • 感染
  • 深部静脈血栓症